シュッとスタイル。

人生をシュッとしたいリーマンが書いています

出張での戦略的パンツ忘れ。それは自由への飽くなき挑戦。

入社して一年がたった今、初めて出張というモノを経験しています。
しっかりと荷物チェックリストを作り、抜かりないよう入念に準備しました。
 
しかし、万全かと思いきや、世の中あまり思い˜通りにはいかないようです。
 
結論から言います。私はある失敗をしました。
実は「パンツを忘れる」ということに失敗したのです。
 
念のため確認ですが、間違いではありません。
「パンツを忘れる」ということに失敗しました。
私はある志のもと、戦略的にパンツを忘れようとしていたんです。
 
 
事の発端はある友人が僕の地元に遊びにきた時の事。なんと友人はパンツを持ってきていなかったのです。
「こいつ正気か?」と思いきや、聞くと
「荷物を減らす為にパンツは持ってきてない。下着類は基本現地調達する。」
とのこと。
 
なんという、なんというハードボイルド。彼は今まで僕が出会った中で、群を抜いて荷物の少ない男でした。
僕は大変感銘を受けました。
前々から遠出をする時は少しでも荷物をへらしたいと思っていたんです。
たしかに下着類は今や100均にだって売っているし、無理をしてまでわざわざ持って行く必要はありませんじゃーありませんか。
 
これは素晴らしい。荷物からの開放。まさに自由への跳躍。パンツレスでストレスレス。
よし!僕もコレからパンツは持って行かないでおこう!
 
 
・・・と思ったのですが、僕の隣には、僕の自由への挑戦に懐疑的な人間がいました。
 
 
 
 
 
 
妻です。
 
 
 
 
 
 
出張前夜、僕は意気揚々と荷造りをしていました。「ついにパンツを忘れる時が来た!!」
冷静さを保ちつつ、心はやや興奮ぎみだった事は否定しません。
 
そこで僕は前々から練りこんでいた作戦を妻に話したのです。
 
僕「パンツは持っていかんと現地で買うわ!荷物減るからな!」
妻「・・・はい?」
僕「パンツは持って行かんねん。荷物へらしたいから。これは自由への挑戦やねん。」
妻「なにゆってんの?バカじゃないの??」
 
・・・バカじゃ、ねえし
 
僕「いや、荷物減るねん、パンツ100円でも売ってるやん?めっちゃええて」
妻「いや海外旅行とかでセーターみたいなかさ張るもんやったら分かるよ?けどパンツて、拳よりちっちゃいやん!そんなんで100円てお金がもったいないわ!絶対持って行き!」
 
 
 
僕「・・・分かったわ」
 
 
 
何度隠れてパンツを置いて行こうと思った事でしょうか。結局悩んだ末、今回はパンツを持って行く事にしました。
果たして彼女に自覚はあるのでしょうか。僕の自由の芽を摘んでしまったという自覚は。
 
こうして僕の「戦略的パンツ忘れ」は失敗に終わったのでした。
しかし僕は諦めません。チャンスが有ればいつでも、パンツは家に置いて行く心の準備はできています。
 
 
僕の自由への挑戦は始まったばかりです。